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2006年05月19日

●タグ、前編

 先週あたりからコツコツとテクノラティのタグを各エントリに付けています。さすがに過去記事までは手が回らないけれど、この記事にはどんなタグを付けようとか、考えてるだけでもなかなか楽しい。

 ところで、テクノラティでは、タグ作成自体は比較的簡単にできるんだけど、結局は手動でそのタグをエントリ内に張っておかねばならない。TagClick に比べると格段に面倒に思う。
 TagClick では、最初に自ブログの登録をしておくことでタグ付けが半自動化される。新しいエントリが投稿されると、それっぽいキーワードを自動的にタグとして付けてくれるのです。と言っても動作は単純で、過去に自分が付けたタグが、新規に投稿したエントリ内に含まれていると、それを抜き出しているだけのようだ。しかし技術的なことは分かっていないので、誤った理解だったらごめんなさい。
 なので、逆に、意図しない単語が勝手にタグ付けされてしまったりする。事後チェックは必要。それを考えると、実は手間はあまり変わらないような気もする。しかし何より、記事を書くそのときに、内容以外のことをとりあえずでも考えなくて済むっていうのは、手軽さの体感速度が全然違うと思うのですよ。(ああ、ずいぶん XTMemo に影響されてるのかなあ。このあたり。)
 今のところ、TagClick がテクノラティに負けている点って、ユーザーが少ないということに尽きるんだろうか。後発だし、そもそも名前が示す通りにタグを主眼にしたサービスなので、その点で勝手がいいのは当然なのだけれど。

 ところで、テクノラティにしても TagClick にしても、「人気のタグ一覧」を見られるページがある。ここで言う「人気」は、2 つの側面から考えることができる。ブログを書く側から、たくさん付けられたタグ。ブログを見る側から、たくさん検索されたタグ。人気のタグは大きな文字で表示されて視覚的に分かりやすかったり、なかなかおもしろい。
 この人気ランキングを見ていて気付いたことがある。まあ、結論としては「タグの付け方は人それぞれでまだまだ発展途上なんだな」という当たり前のことなんだけど。
 悲しいほど長文になったが、実は既にたくさんの人が同じようなことを書いているので、先に引いておきます。例えば、いしなお! (2005-02-11)より、

個人的な利便性とソーシャルな連携とのどちらも考えつつ、さらにシステム的な制限とか入力の手間とか別軸の制限も加わる中で、ある程度の文字数・時間内でタグを入力していくことになる。
また、ただのにっき (2005-02-11)より、
Folksonomyの有効性を考えると、ここに入れるべきなのはいわゆる「ジャンル」になるような言葉じゃなくて、「キーワード」に近いもの……そう、未来の自分がこの記事を検索するときに指定するであろう「検索キーワード」を指定すべきだろう。
 お二人が書かれているのは、タグの有効な付け方についての話ですね。以下は、上の 2 つの意見を参考にさせていただきつつ、現状どういうふうにタグが使われているのか?というところから、わたしなりに考えをまとめてみます。
 TagClick では、今のところ、よく検索されているタグ一覧を見る機能はないようです。あとランキング機能がどうも不調らしい。なので、両方の機能があるテクノラティを例にとってみる。5月 17 日 3 時半現在、ミカミカ調べ。

 まず、「今、もっとも検索されているタグ」を見てみる。1 位は「叶美香」。クリックしてみると、タグ検索結果は 37 件。テクノラティの TOP には「現在、340 万個のブログから、1.8 億個の記事が登録されています。」と書かれていますが、2 億個近い記事の中で、「叶美香」というタグを付けているブログはたったの 37 件ということだ。
 試しに、単純にキーワードとして「叶美香」を検索してみると、10,475 件。エントリ内に「叶美香」という言葉を含むものは 1 万件超なんですね。つまり、「叶美香」について言及している記事はそう少なくないのに、それをあえてタグとして付けている人は意外にも少ないということ。
 全然知らんかったけど、叶美香さんの写真集が最近発売されたらしいですね。だからキーワードとしてもやたらたくさん HIT するのか。写真集を買った人は、そりゃタグ付けする気にもなるだろうて。
 で、話変わって、「ダ・ヴィンチ・コード」という映画が明日から公開されるのですが、その試写会に叶美香が来場したらしい、というような記事をいくつか見た。主題はあくまでも映画なので、「叶美香」をタグ付けするのは間違い。というかそういうタグを付けようとは思いつきもしない、という感じだろうか。なるほど。

 第一印象としては、まだまだタグはうまく活用されていない。テクノラティでタグ機能がついたのはわりと最近だし、面倒な手順を踏まなければならないこともあるし。いちいちタグ付けする行為は、まだ、記事を書く中での習慣になっていないんだろう。いや、単語によってはものすごくたくさんの人がそのタグを付けていたりするんだし、この推測は外れているかな。
 だけど、閲覧者が求めるようなタグ付けをされたエントリが少ないのは、もったいないことだと思う。無駄に無意味なタグを付けてとにかく集客を狙う、なんてのよりはよっぽどマシな使用法だとも思うが。
 あとは、閲覧者がいかにうまく検索を利用するか、というところだろう。叶美香の写真集について知りたければ「叶美香 写真集」とすべきなのは当たり前で。そうすると、ブログ作成者が、どんなキーワードで自分のブログを見てほしいのか、という部分のほうが重要なのかなあ。ならばやっぱり「ダ・ヴィンチ・コード」は必要だけど「叶美香」は不要、というタグ付けになるよなあ。

 次に、「過去 12 時間で最もよくつけられたタグ 150 個」を見てみる。さらに、大きな文字で表されているものを抜き出して、上位 10 位までを並べ直しました、ハァハァ。人力検索って大変ですね…。
 こちらは、詳しく文章で説明するまでもなく、一目瞭然かな。下に集計結果をまとめておきます。

 で、よく付けられているタグっていうのは、漠然とした単語が多い。これは多分、タグ≒カテゴリ、という解釈によるものだろう。
 文章を分類してください、と言われたときにぱっと思いつくのは、記事の内容で分類する方法じゃなかろうか。多くのブログでは、カテゴリによる分類が採用されている。記事を大雑把なジャンルで分けていく方法だ。大分類=カテゴリ「映画」、中分類=タイトル「ダ・ヴィンチ・コード」、小分類=エントリの中身「今日公開されたので見にいってきました」、というように。
 「今まで、複数のカテゴリにまたがるような記事をどう分類すべきか悩んでた。タグならそれができる」という発想の元に付けられているので、タグは往々にしてカテゴリと重なりやすくなるのだと思う。意味的にも、実際に付けられるラベルとしても。そして、ジャンルを羅列することは、「このブログの作者はこういう事柄に興味があるんですよ、そういうブログですよ」という、自己紹介・ブログ紹介代わりにもなっている。というかわたし自身がそういう意識しかなかったのです。つい先日まで。

検索数 タグ 件数
1 位 叶美香 37
2 位 蛯原友里 319
3 位 YouTube 346
4 位 成分解析 127
5 位 時東あみ 93
6 位 スポンジボブ 56
7 位 グーグルアース 9
8 位 叶姉妹 21
9 位 荒川静香 97
10 位 TMR 1167
付け数 タグ 件数
1 位 ゲーム 371,314
2 位 音楽 358,994
3 位 育児 335,523
4 位 家族 205,751
5 位 食べ物 189,255
6 位 映画 188,655
7 位 サッカー 187,253
8 位 写真 186,061
9 位 スポーツ 183,303
10 位 野球 176,433

 せっかく記録したので、もったいないので、これ以下のランキングも一応記録しとこう。こういう無駄努力が、ネットの情報密度を下げるんですよねえ。しかし、犬がいるのにネコはいないよ。
 11 位、「ニュース」156,867 件。12 位、「旅行」153,763 件。13 位、「犬」149,714 件。14 位「株式」143,932 件。15 位「ペット」127,385 件。16 位「自動車」112,157 件。17 位「バトン」109,451 件。18 位「MobLog」100,231 件。19 位「グルメ・クッキング」92,423 件。20 位「ガーデニング」85,213 件。

 つまりですよ、だらだらと書いたが、タグを利用するにも 2 種類の発想があるんだ、と気付いたわけです。
 1 つは書く側からの発想。こういうキーワードでブログを捉えてほしい、という。エントリのタイトルよりもっと直接的に中身を示すための言葉。この場合、ブログが取り扱う範囲をあまりに狭めてしまうことは書き手の自由を損なうと考えられるのか。なので自然と、大雑把なジャンルを示す単語を選択することが多くなるのか。そんなに専門家ではない、ブログライトユーザーが多いことも、より細かいタグが付けられることを避ける理由になると思う。
 もう 1 つは見る側からの発想。こういうキーワードのブログを探したい、という。より詳しい情報が欲しければより詳しい単語で検索される。このあたり、見ることには責任が伴わないと考えられているので、誰がどんなキーワードで何を検索しようと自由だと考えられているので、ということも関係があるかもしれない。上の話に戻るけど。書く側にとっては、羊頭狗肉になっちゃいけない、とか、書くからにはきちんとした情報を、とか、具体的なタグを付けることを不安に思う理性が働くこともあるのかな。
 で、この「閲覧者」には、自分が含まれる。ブログを書いている自分。そこに気が付いていて、自分のブログを自分のために見やすく構成しようと考えるなら、上の 2 つの発想がごちゃ混ぜになってくる。おーざっぱな言葉と専門性の高い言葉、両方を一つのエントリに付けてやる、ということですね。当然、自分と似た趣味嗜好を持つ人にとってはそれが見やすい分類になる。フォークソノミーだ!

 とは言え、タグの正しい使い道などというものを全世界的にきちんと定義する必要はないだろう。それでは、どうすればタグを面白く使うことができるのだろうか? タグ、後編へ続きます。


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TagClick(タグクリック)について
どのように考えたらよいかよく分かりました。
後編を楽しみにしています。

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コメント&トラックバックありがとうございます。別にこの道の専門家でも何でもないのですが、自分なりに考えたことを参考にしていただけたとは。とても嬉しく、恐縮です。
後編は、もうしばらくお待ちください…。内容的にはご期待に沿えるかどうか分かりませんが、張り切って書いています。

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