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2006年05月15日

●藤野恵美

 vodafone の PDC 機種では、ステーションというサービスがある。au では「ez チャンネル」、docomo でも「i チャネル」という似たようなサービスがありますね。ボーダフォン公式サイトの説明より引用してみる。
これまでのようなリクエスト・アクセス型の情報サービスとは異なり、最寄りの基地局(当社のアンテナ)から配信される情報を、ステーション対応ボーダフォン携帯電話が自動的に受信しておくことで、タイトルを選択すればいつでもすぐに情報を表示することができます。
 携帯電話は、実は常に電波をやり取りしているんですね。自分から電話かけたりメイル送ったりするわけじゃなくて、相手から連絡が来たときに電波の準備ができていないと、つまり「圏外」になるわけだ。考えてみれば当たり前なのですが。初めて気付いたときはけっこう驚いた。
 で、その基地局との電波のやり取りをうまく利用したのが、ステーション。せっかく絶え間なく電波を送受信してるんだったら、ついでにおまけ情報を乗っけてみたら面白いんじゃね?というサービスだ。普段は送られてきてることさえ意識しないが、読みたいときにいつでも取り出せるように、携帯の中に情報が準備されている。この気軽さがいい。

 また、ステーションが優れているのは、勝手に情報を送ってくれる、という点だけではない。最寄りの基地局から配信される、ここがポイントなのですよ。つまり、自分が今いる地域に即した情報を入手できるというわけ。
 例えば、「ステーション」を知らなくても「お天気アイコン」なら知ってるという方も多いだろう。ステーションサービスによって、京都なら京都、大阪なら大阪の天気予報をすぐに見ることができる。有料だけどね、素直にすごいアイディアだと思う。ほか、わたしは京都在住なのですが、京都新聞のニュースも重宝してますなあ。数行程度の短い情報だけれど、仕事の合間の気分転換にはちょうどいい。
 しかしこれも 3G 機では搭載されないということで、ステーション廃止を哀しむ声がネット上でもちらほら見かけられる。3G 用に新しく立てるアンテナにはステーション用機器を取り付ける予算がない、ことが理由らしい。さ、淋しすぎ。

 ステーションでは、天気予報だけではなくて、上で書いたようなニュース速報・イベントのお知らせなど、いろいろな情報が配信される。その中に、西日本で配信されている「ステーション文庫」というのがあってですね、一日 3 回、一週間のミニ連載を読むことができる。以前はエッセイもあったけど、あれ、人気なかったんだろーなー。最近は気軽に読めるライトノベルっぽいものがほとんど。
 前振りが大変長くなりましたが、いよいよ本題です。そのステーション文庫がきっかけで最近気になっている作家が、藤野恵美さんだ。

 もともとは児童文学作家ということで、ステーション文庫でも少年少女を題材にした作品が多い。「あたし」視点の文体が読者を選んでしまうのかもしれないが、中身はわたしの嗜好に合ってまくり。女子高生に知り合いなんかいないから、共感できる内容とは思わないが、でも、丁寧に話を作っているんだろうなあと思う。3 × 7 で 21 話を作るのに、作家はどれほど苦労をしているんだろうか?
 ステーションは何しろ一週間で話が完結しなければならない。2 週連続というイレギュラーな形もあるし、繰り返し連載されている人気作品とかもあるけれど。藤野さんの作品は詰め込みすぎずスカスカでもなく、日曜の夜にきちんと納得して携帯を閉じることができることが多い。だけど引きずる内容でもない。心に残らないどうでもいい作品、というのとは違うんだ、悪い後味を残さないのはいい作品だと思うんだ。なんとなく明日からまたがんばるかあ、と思えるようなのは、とてもいい作品だと思うんだ。
 そもそもわたしは普通の青春を送ってみたかった! 告白したり! されたり! 放課後友達と買い食いしたり! えーとあとはなんだろう週末にみんなで遊園地行ったり! 発想が貧困ですよ! いやいやまあまあ、そういう藤野作品を読んでいると、ウギャーと萌えるわけですよ。先週の「あたってくだけろ!」、今週の「好きって言えない……」は特に悶絶させられた。

 興味を持って藤野さんの本を探してみたけれど、近くの本屋では最新刊しか置いていなかった。まず読んでみたいのは、3 月に刊行された「七時間目の占い入門」てやつなんだけどなあ。素直に amazon で買うか。
 藤野さんご本人のサイトはこちらです。


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コメント


こんばんは、SEアキラです。
ステーション文庫つながりで、こちらのブログを読ませていただきました。
このページ、センスが良くて面白いですね。お時間があったら私のブログにも遊びに来てください。
また藤野さんの作品が近いうちに読めるのを楽しみに。
私はV603Tです。古いですが、もうしばらく使います(笑)

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コメントありがとうございます。まさかこのエントリにCMが付くとは。嬉しい限りでございます。

藤野さんの他には、アカハネさん:http://petenshi.com/、真弓創さん:http://www.h2.dion.ne.jp/~m0620/の作品も好きです。最近お2人とも文庫のほうでは配信されないのが淋しいですが。アカハネさんは、「恐怖の小部屋」の超短編も光ってます。ネタもありつつしっかり恐い、という。ちょうど1年ほど前ですが、真弓さんと藤野さんの合作2週連続企画「ファーストステップ」も面白かったですよ。

愛徳さんや福井雅さんの作品もなるべく見逃さないようにしていますが、仕事中はどうしてもねえ。土日遊び回ってたりすると、どうしても話が飛んでしまうのが悔しいですよね。
#ちなみに、お2人の作品はステーション有料購読者でなくとも読めるのを発見したので、貼っておきます。握ってしまった運命:http://www.e-trek-japan.com/contents/station/009/01.htm シンデレラ・リッチ:http://www.e-trek-japan.com/contents/station/010/01.htm

ところで、藤野さんのサイトにはステーション配信予定が掲載されていますが、それによると、次回作は、2006/06/05~2006/06/11 『タオ探偵 店でいちばん醜い猫』だそうですよ。タイトルから推測するに、本業で書かれている作品に近い内容なのかな。来月が楽しみです。

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体操・ダンスを探すなら http://www.taylormorganfans.com/101070/214673/

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