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2006年04月09日

●前とか後ろとか

 カレンダーを見てみる。日めくりのような、特殊なものでなければなんでもいい。普通は、左から右・上から下の流れで、古い日付から新しい日付に、順に毎日が並んでいるだろう。
 大学時代にも、心理学概論の講義で「絵の左側に配置されたものは過去を、右側に配置されたものは未来を」とか先生がおっしゃっていた気がする(空間象徴と言うらしいです)。そういえばタロットでもそうだ。水平に 3 枚を並べる「スリーカード」という占法では、左が過去・真ん中が現在・右が未来を示すと定義する。

 そもそも横書きの文章では左から右へ内容が進んでいく。だからより右側にあるものを現在より先と捉えるのは当たり前のことなんだろう。ここらへん、縦書きの文章ではどうなっているんだろう? 昔の日本の暦なんかは、上から下へ、右から左へ、時間が流れているのだろうか。
 と思って検索したらその通りでした。国立国会図書館の「日本の暦」というサイトの中に、「暦コレクション」というページがあって、データベース画像を直接見ることができる。例えばこれ。「満済准后日記」という重要文化財の一部だそうです。一番上の段に、一日、二日…と書かれているのが見られる。おぉ。予想通りに右から左だ。っていうか国立図書館すげー。こんな貴重資料が簡単に見られるとは知らなかった。

 本題はここからなのです。一月ほど前に、towofuさんのブログ、ダイズバタケで、次のような記述に出くわした。

たとえば、
  • 前に進む
  • 前に戻る
という二つの言い方が、実際に意図する方向はまったく逆。
 「前に進む」は、自分より前にあるもの、つまり未知の所へ進むこと。「前に戻る」は、自分より以前のもの、つまり既知の所へ戻ること。なるほど確かに 180 度逆の方向を意味している。「先」とかも同じだよな、「先へ進む」は未来のことなのに、「先日」とか言ったら過去のことを話題にしてるわけだしなぁ。

 …と、そのときは読み流しただけだったのだが、先日このブログのテンプレートをいじっていて不思議なことに気がついた。各ページの最下部に、「<<back | TOP | next>>」というナビゲーションをつけているんだけれど、デフォルトでは、左側にある「back」がより新しい記事への移動、右側にある「next」がより過去に書いた記事への移動、となっていたのですね。コレって直感的に分かりにくいのでは? んー、なぜだろう。
 と、調べてみて分かった。FC2 ブログの公式ヘルプに、テンプレート中で使える変数一覧というページがあるんだけれど、ここを見ると、

<!--preventry--> ~ <!--/preventry-->
   今のより一つ新しいエントリーの情報を表示
<!--nextentry--> ~ <!--/nextentry-->
   今のより一つ古いエントリーの情報を表示
となっている。こちらのテンプレはこの変数をそのまま採用して、previousとback、nextとnextを対応させる形で作られていたのだろう。  別にテンプレ作成者の赤飯さんを批判しているわけじゃあない。あちこち見ているうちに、ブログでは「next」が過去のことを示すんだ、それが一般的なんだな、ということには気付いていた。
 「next」はともかく、「back」は「戻る」って意味だ。TOPページから閲覧しはじめて、いろいろなエントリを読んで、「さっき見ていた始めのほうのページに戻ろう」という意味で「back」。これならばとりあえず言葉としての意味は通じる。問題は、戻るためのナビを左右どちらに配置するのかということだ。
 ブラウザのツールバーにある「戻る」ボタンを押すと、以前に見ていたページに戻ることができる。そして「戻る」ボタンは、左向きの矢印で表されていて、且つ「進む」ボタンよりも左側にあることが多い。マウスジェスチャならどうだろう。左にドラッグする動作を「戻る」に割り当てるのが一般的じゃなかろうか。

 そもそも、ブログで文章を書くときには新しい記事を上に積み上げていくというのが一般的なスタイルだ。繰り返し書かれて繰り返し読まれる掲示板や日記などの場合には、確かに、大幅なスクロールをしなくて済む積み上げ型のほうが読みやすい。普通に書く文章は新しいものが下へぶら下がっていくわけで、大袈裟な考え方をすれば、文化はこうやって新しくできていくんだな。こうして追って理解できるのはとてもおもしろい。
 だけど、左に配置する「next」が過去を示す、っていうのが一般的になったのって、どういう理由があるんだろう? 少し調べてみたが分からず。
 えー、分かりにくいじゃん、というのがわたしの第一印象なのだが。要は、「これから戻るべき、さっき見ていたページ」が、必ずしも過去に書かれたものではない、というところに混乱の原因があるのであって。だとすると単に日本語の意味の問題だけであって、書き手が閲覧者に自分のブログをどう読んでほしいか、というところにはあんまり関係がない?

 …と、なんだか書いているうちに自分でも混乱してきた。くどい文章でごめんなさい。というわけで、実際にどう表示するかについては今後の課題です。
 また、少し調べてみただけでも、同じようなことを考えている方はたくさんおられました。いくつかリンクを貼っておきます。

papa は元気か?:古い記事・新しい記事
Harukiya Archives:次はどこ?
START's HomePage:「上昇カレンダー」というソフトの開発コンセプト
たつをの ChangeLog:「次」と「前」の意味と並び順


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コメント


興味深く読ませていただきました。
読んでからしばらく考え込んでしまいましたが・・・。

やっぱりブログ(というかホームページ全般)では
「戻=前=左=過去」「進=次=右=未来」
説を支持したいと思いました。

コメント


towofuさんの記事に触発された文章なので、ご意見をいただけて嬉しいです。
改めて読み返すに我ながら結論が意味不明でしたので、少し加筆修正しました。
左=戻るを厳守すべきだ!なんでみんなそうしないんだ! という主張ではなく、
それがスタンダードとなった歴史を調べてみたいな、という話なのですが。
自分で書くものに関しては、上記の通り、もちろんtowofuさんと同意見です。

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